アラブ諸国でウイグル人拘束 中国へ強制送還か

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 アラブ諸国で中国の要請によりウイグル人が拘束されたり、中国に強制送還されたりする事案が欧米メディアで相次いで報道されている。
 2月9日の英メディアによると、拘束されたり、強制送還されたウイグル人は2001年以降290人以上に上ると報じた。アラブ首長国連邦(UAE)のほか、エジプト、モロッコ、カタール、サウジアラビア、シリアが中国のウイグル人弾圧に加担していると指摘。亡命ウイグル人組織「世界ウイグル会議」の幹部はUAEに「ブラックサイト」と呼ばれる中国の秘密収容所がある可能性も指摘している。
 中国の意向をくむ一部の国が人名よりも経済的利益を優先し、ウイグル人を拘束していると指摘。さらにドバイや他の地域にも「ブラックサイト」が存在する可能性を示唆した。
 英メディアがUAEなどにコメントを求めたが返答は得られていない。