【新企画】Evangelism Message/リストラで会社をクビに 妻の一言にビックリ、失望が喜びに!

1121

TLEAキリストに栄光佐世保教会/ノア山田栄治さん

絶対知りたい! 聖書に約束された永遠のいのちのメッセージ。体験談を踏まえていろいろな方に紹介してもらいます。第1回は長崎県佐世保市で牧師をされているノア山田栄治さんです。

 私は長崎県佐世保市在住の山田栄治と申します。私は現在、「キリストに栄光佐世保教会」という教会の牧師をさせていただいております。さて、今回は、聖書から皆さんにお話をさせていただきたいと思います。
 聖書の箇所は、ペテロの手紙第一2章4~6節です。まず、その聖書のことばを書き出してみたいと思います。

4節-主のもとに来なさい。主は、人には捨てられたが、神の目には、選ばれた石、尊い、生ける石です。 
5節-あなたがたもいける石として、霊の家に築き上げられなさい。そして、聖なる祭司として、イエス・キリストを通して、神に喜ばれる霊のいけにえをささげなさい。 
6節-なぜなら、聖書にこうあるからです。
「見よ。わたしはシオンに、選ばれた石、尊い礎石を置く。彼に信頼する者は失望させられることがない」

以上がその全文ですが、


 まず4節の「主」というのは私たちが生活している全天全地を創造された神さまのことです。その神さまのもとに来なさいと書いてあるのです。それでは、その神さまのもとに行って、どうすれば良いのでしょうか
 5節にはその答えとして、「霊の家に築き上げられなさい。そして聖なる祭司として、イエス・キリストを通して、神に喜ばれる霊のいけにえをささげなさい」と書かれています。霊の家とは教会のことです。教会によってイエス・キリストを信じる信仰が育て上げられて行く様子のことです。

 続いて、「神に喜ばれる霊のいけにえをささげなさい」とあります。神に喜ばれる霊のいけにえとは、キリストを信じる私たちが、心と体も時間をも使って忠実に神に従うことです。それが私たちの祝福に繋がるからです。
 
 また、前後しましたが、4節の「人には捨てられた」というのは、キリストが十字架につけられたことです。人類の救いのために生まれてくださったイエス・キリストを、当時の支配階級の人々が自分たちの地位や名誉を守るために、キリストを十字架に磔にし、殺してしまったことです。
 しかし、6節には、そのイエス・キリストは「神の目には、選ばれた、尊い、生ける石です」と書かれています。確かにイエス・キリストは、人間の罪を背負うために、十字架刑で殺されました。しかし、その三日後に復活されました。その復活の記述は聖書に明確に書かれています。私たちはその復活を固く信じているのです。

 ところで、私は以前、佐世保市のある住宅メーカーで働いていました。しかし、私の人生最大の危機が訪れたのです。その当時は社会的不況の時代で、毎日、新聞やテレビで、倒産したとか、大企業でも人員整理が行われたとかのニュースが流れていましたが、実は、私もその影響でその会社をクビになってしまったのです。

 私はそれを、妻に伝えるのに一週間かかりました。毎朝、「行って来ます」と元気よく出社しても、心は不安で夜も眠れませんでした。そして、遂に決断の時が来ました。

 私は電話で心を落ち着かせて話し始めました。妻の返事は何と「ハレルヤ!」でした。ハレルヤとは神をほめたたえる言葉です。私は驚きました。さらに「これから、一緒に教会に行けるね! 神さまが会社からお父さんを取り返してくださった!」と大喜びしたのです。私のリストラを、喜んで受け止めてくれた妻には心から感謝しました。と言うより、妻の心をそのように導いてくれた神さまと教会に感謝せずにはいられなかったのです。

 妻はイエス・キリストに信頼していたのです。普通、夫がクビになれば落ち込むのが自然でしょう。しかし、失望するどころか、希望に満ちて喜んでくれたのです。

 私はその時、「ああ救われた!」と大きな不安から解放されました。何か、心の重荷を誰かが降ろしてくれたように感じたのでした。私はその時、キリストが私の罪の身代わりで十字架に着き、死んでくださったことによって、私は罪赦され、救われたのだという確信に至ったのです。
 
 神さまは会社に捨てられた私を、尊い生ける石と見てくださり、生きる道を示してくださったのです。おかげで、子供たちも成人し、それぞれに家庭を築いて元気に暮らしています。ぜひ、皆さん、一度お近くの教会に行ってみてください。必ず主は暖かく迎えてくださいます。そして、生きていく力と希望を与え、あなたの人生を祝福してくださいます。お祈りしています。