シリーズ 感謝することで起きた奇跡の証し 6

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社内大会で全国優勝

会社の大会に出場

 私は今、某ファストフードで働いています。そこでは毎年「CHAMPS大会」といって、厨房(ちゅうぼう)、カウンター、フライヤーに別れて競技を行います。
 まず、各店舗から代表者を決めて、その代表者同士で社内大会、そこからさらに、会社の代表者同士で全国大会があります。その全国大会で優勝すると、海外研修およびアジア大会、世界大会に続きます。
 ある年の大会で、私は厨房の店舗代表に選ばれました。実はその前の年でも選ばれ、全国大会に出場して2位となっていたこともあり、無条件で社内大会代表まで進出することができました。

大会1週間前に高熱が

 そしてついに全国大会が近づいてきました。お店の代表として選ばれたからには、優勝したいと思いました。昨年の悔しさもあったので必死に練習していきました。
 そんな中、体調を悪くしてしまい、熱を出してしまいました。かなりの高熱だったので病院に行ったら、おたふくかぜという診断でした。大会1週間前でした。
 「まさか、こんな時期に」と思いつつも、神さまにお祈りしました。早くいやされるように。大会に出場できるように。優勝できるように。
 すると私の思いの内に、神さまが語ってくださいました。「私が栄光を現します。全てを委ね、感謝しなさい」と。
 私は、その思いに来た事を神さまのことばと受け取り、熱が出てしまったことを感謝しました。

やってしまったミス

 その大会は、本部のジャッジの方が100満点の減点方式で採点します。昨年は99点で2位でした。ところが私は、いつもなら絶対にやらない、考えられないミスをしてしまいました。
 そのミスは、間違いなく2点減点となるミスでした。優勝はもうダメだと本当に思いました。

信じられないことが

 しかし、あの時のことばを思い出して神さまに感謝しました。すると、結果は100点、優勝でした。
 確かに私はミスをおかしたのですが、そのところをジャッジの方が見ていなくて、「減点無し」という信じられないような事が起こったのでした。
 会社では、初めて全国大会優勝者が出たということで、社長から直々に表彰されました。
 私はこの事を通して、自分の力ではなく、神さまが栄光を現してくださったことを知ることができました。
 感謝をすることを通して、逆転を与えてくださった神さまに心から感謝します。

第7章「職場の衛生検査 全ては益に」はこちら