総括 白馬スネルゴイオンラインキャンプ 

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2021年3月3~5日まで、白馬スネルゴイオンラインキャンプが「The Light of Eternal Agape」(以下TLEA)東京アンテオケ教会会堂(東京都杉並区)で行われた。

 今回、グリーンプラザホテル白馬にて行われる予定のキャンプが新型コロナウイルスの影響により、開催1週間前に中止となった。しかし、そこから東京アンテオケ教会会堂で、インターネットで配信するオンラインキャンプへと切り替えられた。おそらく国内初となるであろう、オンラインでキリスト教会のキャンプの様子が世界へ配信されるというまれに見る特別なキャンプとなった。
 導かれた経緯は、パウロ秋元牧師(TLEA責任長老、東京アンテオケ教会牧師)が、東京アンテオケ教会内にコロナウイルス陽性者が発生した際、この状況で他県をまたいでのキャンプを開催すべきか、主に祈り聞いたところ、「この病気は死で終わるだけのものではなく、神の栄光のためのものです」(ヨハネの福音書11章4節)と示され、現地での開催はみこころではないとの語りかけを受けた。また、以前より、オンライン化の働きを進めるようにとの主からの促しを思い起こした中、このタイミングで主が、オンラインキャンプを導いていると確信し、オンラインキャンプの開催へと踏み切った。
 ネックとなった直前キャンセルとなったホテルへのキャンセル手数料、そして送迎バスのキャンセル料は、総額100万円以上とのことだったが、ホテルの担当から長年の付き合いがあるので無料でとのことと、バス会社からも無料で良いとの連絡を受け、「神が守る」との約束の成就を見、また、双方への主の祝福を祈った。
 オンラインキャンプとなって1週間足らずでプラス140名となり、主の御手の素晴らしさを見、計349名がオンラインキャンプに参加した。

白馬スネルゴイオンラインキャンプの聖会


 開会、閉会、夜の聖会と、賜物集中講座の全体セミナーはオンラインで配信し、賜物の個別セミナーについてはWEB会議アプリケーションを用い、預言を通して用いるように主から語られているインターネットのコミニュケーションツールが各クラスにおいて使用された。
 全体賜物セミナーではパウロ秋元牧師より、預言、その他の賜物をを用い、リバイバルの働きを全うすることの重要性、また、秋元不思議牧会伝道師(TLEA東京アンテオケ教会)より、この時代、そして、賜物については祈りと聖書の読み込みの土台が重要であるが、いかに楽しく、主に従い、基本的信仰生活の確立をなしていくかが、分かりやすく語られていた。
 また、オンラインで第11回HCFF(白馬クリスチャンフィルムフェスティバル)が行われ、応募作品52作品中、総合1位は「Born Again〜天と地をつなぐ鍵」が選ばれた。
 さらにオンラインではチェコからサリー宣教師、また、都内からオンラインで参加したブラジルの松本弘子宣教師による証し、北海道からパウロ北野牧師が事前に収録されたショートメッセージが動画で配信されるなど、オンラインの特徴もいかされた。
 配信を見た参加者も全体的に映像も良く、いつものキャンプと変わらない神さまの祝福があったとのこと。また、個別セミナーではオンラインでいやしのために祈る事ができるので、今後は世界の方々のために祈れると勇気付けられた方もいた。
 聖会のメッセージではパウロ秋元牧師を通して、「あなたとともにいるこの民はみな、主のわざを見るであろう。わたしがあなたとともに行うことは恐るべきものである」(出エジプト記34章10節)より、これから、神のことばを信じ、そして、従うという歩みをなしていく中で、主のわざが大きく現されるのを、われわれは見るとのことが力強く語られた。
 オンライン化に向けて、主が導かれた大きなターニングポイントとなるキャンプだった。