2022年イスラエルチーム 聖会メッセージを紹介⑦

211

11月7日 夜の聖会 「主に頼ることの恵み」

2022年10月31日~11月12日までの予定で派遣されているイスラエルチームでの各聖会メッセージを紹介する。7回目は11月7日、ガリラヤ湖湖畔でなされた夜の聖会。

 前半賛美、預言の後、Tree of Life、全体チーム、クロスロードが特別賛美した。
 ショートメッセージでは、まず、パウロ森啓一牧師(神戸アンテオケ教会)がエゼキエル書47章1~12節を開いて語った。
 11月3日、早天祈祷の時に黄金門のわきから水が流れるという幻をはっきり見たことをまず語り、バビロン捕囚と預言者エゼキエルについて解き明かした。
 エゼキエル37章以降、終末に関わる出来事が書かれているが、47章では聖所から流れ出る水のことについて書かれており、その流れは荒野を潤し死海に至ること、そのことにより生き物がいない死海で多くの生き物が生きるようになると予告されていることを取り上げた。
 また、キリストの再臨に向かって大宣教命令(聖霊の生ける水の働き)も始まったと感じたことを語った。
 パウロ弓野牧師はヤコブの手紙2章17節からメッセージした。神さまの働きには信仰を使う必要があること、信仰とは祈り、感謝、聞き従いを中心としており、神さまが言われていることをやっていくことが神さまの計画の成就と関わることを勧めた。
 また、ギデオンも主に言われたことを一つ一つ従っていく中で主が次の計画を示していかれたこと、その中で普通では考えられない勝利が現されたこと、私たちも終末のリバイバルについての主の示しについて、現状や自分たちを見ていくのではなく、神さまが語られたことを見るべきであり、神のことばに従っていく時、主が不可能と思えることもなしてくださることなどを語った。

 後半賛美、預言の後、パウロ秋元牧師が年度のみことぼとなる申命記1章40節からメッセージを取り次いだ。
 今晩の聖会の時、月が七色になった。ジャッキー・ハミル宣教師がフィリピンで殉教した時も月が七色になったが、この後の神さまの働きが大きくなることを示しておられると感じる。
 レオン牧師の教会での奉仕の際、若干の変化を感じた。レオン牧師の表情も穏やかになっておられたし、集会の賛美に非常に強い臨在を感じた。いろいろな所で集会をやっているが、あの賛美ができるなら神の手は大きく働くと感じた。
 時の変化が具体的に見えてきていると言える。あの集会に参加した我々以外の人々も主の手を見たのではないかと思える。
 出エジプトの民は約40年前にエジプトを旅だった。国のないイスラエルの民がカナンの地という国をあたえられるという、神の特別な約束に基づいた。
 エジプトカナンの地はすぐそばだが、当然、すぐ与えられると思った人は多かっただろうが、すぐには与えられず40年間荒野をさまよった。
 その理由は2つあり、1つは神の民、神に選ばれたイスラエル人の霊的弱さ、まさに罪人であるということを見せられた。イスラエル人と異邦人の違いは神の民だということだが、等しく罪人であるのだ。
 我々もリバイバルが示され歩んできたが、その中で示されたのは我々も罪人であり、律法を全うできない者であるということ。ただ、神の力によって神が私たちのうちにわざをなしてくださるということ。神さまはまずそれを教えようとしておられると感じる。
 わざは神が全うされるのだ。
 もう1つのポイントは、出エジプトしたイスラエル人は、神の素晴らしいわざと奇跡に満ちていた。モーセにより、パロに対しては10の災いを現された。特に紅海が2つに分かれるという主の栄光が現された。それを見ていた者たちは非常に驚いた。民は「神が私たちの味方となってくださっている」と感じただろう。
 しかし、40年の中で明らかになったのは、何とイスラエル人は不信仰なのかということだった。信仰において、自分たちにより頼むことがいかにむなしいかを知った。神に頼るべきであり、それを知りなさいということだった。
 われわれも、霊的な祝福や栄光の現れを見る時、神さまの特別な助け、恵みの手がある一方、われわれには力がないと知らされてきた。
 40年間の中で、イスラエルの民は何を学んだのか、それは、自分がダメな物であり、罪人であり、自分が主の働きを担うことができないということだった。われわれもリバイバルの働きにあたり、同じである。
 しかし、主は「向きを変えよ」と言われた。
 われわれの牧会で結局、われわれのそばの人たちがポイントになる。もちろん、神さまはそれらの方々に対してみこころをもっておられるが、同時に神さまは全く違うことも言っておられる。それは全世界、地の果てにまで、世の終わりまで行きなさい、ということだ。
 神さまの特別な召しについて語っておられ、それが今、開かれ始めていると言える。
 ロシア系ユダヤ人の第1回の集会の時、雨の中で虹を見た。今夜の七色の月の虹も特別な意味を持って主が見せてくださったと言える。主の働きに期待したい。