あるファストフードで働くクリスチャンの記録
第2回 かつてないほどの店舗崩壊!
み声新聞で過去に掲載された連載をリニューアルし、MIKOE NEWSで紹介します。
筆者が某ファストフード店で仕事をする中、聖書の教え「すべての事について、感謝しなさい」(テサロニケ人への手紙第一5章18節)を文字通り実践し、その中で現された驚くべき奇跡の体験談を取り上げます。
この実話に触れる時、聖書の約束の確かさに、きっと感動するでしょう。
朝から大忙し
私が働いている某ファストフード店は大型ショッピングモールのフードコートにあるので、土、日、祝日はとても忙しくなります。
雨が降ればその忙しさはさらに増します!
そんな中、事件が起きました。
普段は4人体制なのですが、その日は給料日の後ということや、祝日で雨が降っており、店長の出張も重なったため、8人体制を組んでいましたが、やはり朝からとても忙しくなりました。
泣きそうな状況
ところがです。
予定していたアルバイトのメンバーが時間になっても来ないのです。
ある人は発熱により、ある人は急用で、ある人は連絡さえつきません。
結局、出勤できたのは8人中3人だけでした。
当然、店頭は常に長蛇の列で、商品は切れる、1時間待ちの状況にお客さんもキレる、揚げ句の果てにはパックミス(商品の入れ忘れ)まであって、クレームの嵐。
かつてないほどの店舗崩壊でした。
ピークが終わっても片付ける気力もありません。
3人とも心身ともに疲れ切っていました。
本当に泣きそうになるぐらい最悪な状態でしたが、そんな中、神さまは、私の思いの内に「喜ぶこと」を語られました。
与えられた助け
私は思い出しました。
聖書には、喜び、感謝をささげる時、どんな事も益になると書いてあるのです。
正直、その時の感情は最悪でした。
しかし、聖書のことばに立って、この状況を喜び感謝しました。
それからしばらくして、目を疑う事が起こりました。
何と連絡してない所から助っ人が来たのです。
大型ショッピングモールのフードコートにあるお店だったので、私たちの状況に見かねて何かあったんだろうと、両隣のたこ焼き屋さんとドーナツ屋さんが心配して応援に来てくださったのです。
自分たちにできることはないかと、後片付けの手伝いをしてくださいました。
さらに差し入れとしてドーナツとたこ焼きを、私たちにたくさん下さいました。
疲れ切って最悪だった私の心は、一瞬にハッピーな気持ちになりました。
神さまは私たちを見捨ててなかったとあらためて実感しました。
ちなみに他店舗から助っ人が来たのは、その日1回だけです。
この体験を与えてくださった神さまに感謝します。