映画「マリガン」の日本語版
クラウドファンディングで支援を

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クリスチャン映画を成功させる会
事務局長 礒川道夫

皆さまからの出資で、良質のクリスチャン映画を日本語で観ていただこうという新しい試みに挑戦しています。「人生にやり直しがあったら〜」と思っている人に観せたい映画「マリガン」の日本語版製作費をご支援ください。

■ キリスト教映画を日本で

 「ナザレのイエス」「パッション」「サン・オブ・ゴッド」「ナルニア国物語」「アメイジングジャーニー 神の小屋」「パウロ 愛と赦しの物語」「祈りのちから」「赦しの力」「復活」「天国はほんとうにある」「天国からの奇跡」「アイ・キャン・オンリー・イマジン 明日へつなぐ歌」などのキリスト教映画をご覧になったことがあるだろうか。

 アメリカやヨーロッパでは、1年に1本は、クリスチャン映画が公開されている。
 しかし、日本では、なかなかキリスト教映画を上映してくれる配給会社や映画館はない。それは、営業的に収支が合わないからだ。また、クリスチャン団体の経済的な基盤も弱くなって来ていて、日本語版を製作する余裕はどこもないのが現状だ。

 そこで、皆さんからクラウドファンディングを通してご支援をいただき、1人でも多くの方々に、良質のクリスチャン映画を日本語で観ていただこうという新しい試みに挑戦した。

ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント「復活」「天国からの奇跡」「祈りのちから」の3本セットチケット

■ 教会へ 映画との出会い

 個人的な証しになるが、私は高校3年生の時に初めて教会に行った。大学受験をするにあたって、人生とは何かを考えたのだろう。家族にも友人にもクリスチャンはいなかったので、教会に行こうと思ったのは、神の導きとしか考えられない。
 しかし何度も教会のドアの取っ手に触っては、入ることが出来ず家に帰ってしまった。初めての宗教の世界、ドアの向こうに祝福があるのか、変な宗教の世界に引き込まれてしまうのかと、恐ろしかったからだ。

 ある時、教会に映画伝道会のポスターが貼ってあった。「米子 生きるとは」という映画で、高校3年生の米子さんが、母親の死をきっかけに、生きる目的を失い、電車に飛び込んでしまう実話。両足を失い、残ったのは右手の3本だけ、しかし高校生の私は、どうせ最後はキリスト教が出てきて、ハッピーエンドで終わるだろうと斜に構えていた。
 そして、内心「しらじらしいな」と思いながら観ていたら、最後に本物の米子さんが(2005年に召天)が出てきて「3本も指がある人生に変えられた」と言ったのには驚いた。そんな人生があるのならと求道心が起こった。そしてここから映画伝道との関わりも始まる。

DVD「米子さん」いのちのことば社/ライフ企画 2007年

■ 映画伝道の働きへ

 1年後に受洗し、大学卒業時に、「自分と同じように、教会には行きたいが行く勇気のない人との橋渡しをしなさい」との召命を受け、ワールド・ワイド映画に就職。映画「塩狩峠」「海嶺」などを持って、日本中を駆け回って映画伝道をした。

日本中を回って映画伝道&ふるさと伝道

 その後、訳あって、いのちのことば社に導かれて、40年ほど映画伝道に関わり、先ほど挙げた映画の公開上映ために奔走してきた。そして、定年退職後も、フリーランサーとして、映画伝道に関わっているのは、「神の賜物と召命とは取り消されることはありません。」(ローマ11:29)のみことばの通りである。

映画「パウロ」試写会でアピールする礒川道夫さん

■ ビジネスマン伝道に

 こうして、第1弾プロジェクトに選んだ映画は、日本未公開映画「マリガン」だ。
 ”マリガン” とは、ゴルフでラウンドプレイを行いコースに出た時に、朝一番のティーショットをミスしてしまった場合、その1打目のショットだけは、なかったことにできるルール。正式なルールではないので、ルールブックには存在しない。

© 2023 The Mulligan Movie. All Rights Reserved

 原作の書籍は全世界で1300万部売り上げたベストセラー、ケン・ブランチャード著「マリガンという名の贈り物 “人生を変える究極のルール”」(創元社)。本の帯には、ジャック・ニクラウス氏の推薦文もある。

 ケン・ブランチャ―ド氏は、書籍『1分間エンパワーメント 社員の力で最高のチームをつくる』で、日本のビジネス界でも有名な方なので、読まれた方も多いだろう。

 この映画の日本語版が出来れば、ビジネスで本当の成功を収めるための秘訣が分かり、ビジネスマン伝道に最適だ。

元プロゴルファーをパット・ブーンが演じた © 2023 The Mulligan Movie. All Rights Reserved

■ パット・ブーンが演じる元プロゴルファー

 この作品は、その “マリガン” をテーマにして、神さまからのセカンドチャンス(やり直しの機会)を教えてくれる作品だ。

 ビジネスでは、大きな成功を収めているが、夫婦問題、親子問題に問題を抱える主人公のポールが一人の年配の元プロゴルファー(オールドプロ)との出会いからすべてが変わっていくストーリーなのだが、このオールドプロを、”Love Letters in The Sand”(砂に書いたラブレター)で日本でも人気が出たパット・ブーンが演じている。
 彼は、クリスチャン映画「ニューヨーク・ジャングル」にも出演していて、早くからクリスチャンであることをカミングアウトしていた。

 パット・ブーンは日本にも何度か来日していて、1977年には武道館で証しした。その時のメッセージは大川従道牧師(大和カルバリーチャペル主任牧師)だった。

 先日アメリカで行われたムービーガイド賞授賞式で開会の祈りを担当したパット・ブーンは、レッドカーペットで本紙記者としてインタビューしたペテロ窪田TLEA映画ミッション総主事に、「日本のクリスチャンに対してのメッセージ」を語ったそうだ。
 その内容は1977年に武道館で自身のクリスチャンとしての信仰を証しした時のことであり、日本のクリスチャンに対するあいさつと伝道への熱い思いが込められていた。(詳細はペテロ窪田総主事の記事参照)

 映画「 The Mulligan」の演技でパット・ブーンは、ムービーガイド賞の、優れた演技に対して与えられる映画部門の「Grace Award」を受賞した。

元プロゴルファーを演じたパット・ブーンはムービーガイド賞「Grace Prize® for Most Inspiring Performance for Movies」を受賞した © 2023 The Mulligan Movie. All Rights Reserved

■ クラウドファンディングのお願い

 み声新聞の読者のお力をお借りして日本語字幕版を製作し、DVD発売、自主上映会、ネット配信などで、この映画をご覧いただき、多くの皆様に福音を伝えたいと願っている。

 今回ご支援いただく費用は映画製作元との契約金(最低保証金等)とさらに日本語字幕入り原版製作費として大切に活用させていただく。さらに、このクラウドファンディングが成功すれば、まだ日本で未公開のクリスチャン映画の日本語化に挑戦したいとも願っている。

クラウドファンディングについて
URL:https://readyfor.jp/projects/mulligan2023
目標金額:300万円
支援募集期間:3月24日(金)23時まで

インターネットでの支援方法が分からないという方は、
070-5095-0061 担当:笹木までお電話を。

私のように、イエス・キリストに出会いたいと思っている方は必ずいる。その方との橋渡しにこの映画が用いられることを祈る。

クラウドファンディングの最新画面

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